家庭用マーシャルMG15FXレビュー【機材レビュー】

最近自宅練習用に新しいアンプを購入したので、それのレビューをしていきたいと思います

今回購入したアンプはMG15FXです

かなりの定番アンプで家庭用マーシャルでお馴染みのMGシリーズの15wモデルですね

スペック的には以下の通り

・クリーン、クランチ、OD-1、OD-2の4チャンネル

・ツマミはゲイン、ベース、ミドル、トレブル、リバーブ、ボリューム、FX、マスターボリュームの8つ

・2種類のデジタルリバーブ(スタジオ、スプリング)が使用可能

・5種類のデジタルエフェクト(コーラス、フェイザー、フランジャー、ディレイ、オクターブ)が使用可能

・8インチのスピーカー搭載

・ヘッドフォン端子とAUX端子搭載

・従来のマニュアルモードだけでなく音色を記憶させてプリセットとして記憶可能

・別途購入の専用フットスイッチで音色の切り替えとチューナーが使用可能

などなど、多種多様な機能がついてAmazonで税込23,300円でした

魅力としてはやっぱりマーシャルの音色がすることです

マーシャルといえば真空管アンプが有名ですが、トランジスタアンプであるMGシリーズも真空管には及ばずともマーシャルらしいロックサウンドが出せます

MGシリーズで一番人気なのはおそらくMG10だと思いますが、MG15FXにしかない魅力もあります

MG10はイコライザー部分はコンツァーというツマミひとつのみですが、MG15以上になるとイコライザーがベース、ミドル、トレブルの3つになります

スタジオやライブで使うアンプは大抵3バンドイコライザーが標準なので、より実践的な音作りを学べるのは大きなメリットです

またMG15には他にもMG15Rと今回購入したMG15FXがあるのですが、この機種でも性能が結構違っていたりします

MG15RはMG15にリバーブを搭載したアンプですが、このリバーブがなんとアナログのスプリングリバーブです

MG15FXはリバーブは搭載されていますがデジタルのもので、スタジオリバーブとスプリングリバーブの2種類がシミュレートされています

ただMG15FXはリバーブの他にも5つのデジタルエフェクトの使用が可能です

またMG10、MG15、MG15Rの3機種はゲインとボリュームのみですが、MG15FXからはゲインとボリュームに加えてマスターボリュームが搭載されるのも特徴です

個人的にはエフェクト機能よりも、このマスターボリュームが搭載されていたからMG15FXを購入しました

マスターボリュームが搭載されていることで全体の音量調節はもちろん、ボリュームツマミも積極的に音作りに使っていくことができますし、マスターボリュームでAUX端子から流す音源の音量調節も簡単におこなえます

マイナス面を言うならばヘッドフォンから聴く音はあまりよくありません

スピーカーから鳴らす音は最高なのでヘッドフォンで演奏するよりは、スピーカーで演奏する方におすすめのアンプといえます

また家庭用のマーシャルとしては結構高機能なMG15FXですが、対抗アンプにYAMAHAのTHR5があります

いま説明した機能ですが実はTHR5でもほとんど同じ機能が使えるうえに、値段もTHR5は場所によっては20,000円以内で購入可能なため価格面でも上回っています

専用アプリを使えばさらに多種多様な機能が使えるので、完全にアンプの性能としてはTHR5が上だと思います

ただMG15FXは「正真正銘マーシャルの音」を鳴らすことができるので、マーシャルの音が欲しい方はMG15FXはかなりおすすめです

アンプのゲイン、ベース、ミドル、トレブル、ボリュームを全開にした音はまさに王道なロックの音がします

15wのアンプとはいえ自宅で鳴らす分には十分なパワーと、深夜帯でもマスターボリュームを絞れば演奏可能な音量で鳴らせるので、マーシャルのアンプが欲しい方にはおすすめできるアンプです